学校(教育)ソフトウェアの開発・販売

数学問題演習ソフト

 高校数学全範囲の問題・ヒント・解答付き
 生徒毎・学習毎に数値の異なる問題を出題
 数式解析による正誤判定
 得点機能でやる気アップ
 全生徒の学習状況をリアルタイムで表示

無料の体験版では、実際にいくつかの問題を学習できます。
ヒント、解答、例題の表示および答えの入力方法などについて、ご体験ください。

 『ドリオス』は、個々の生徒に異なった問題を出題したり、生徒の要求に応じて必要なヒントだけを表示したり、入力した答え(数式)の正誤判定をする数学問題演習ソフトです。
《使用手順と特徴》
1.学習内容の設定
2.実際の学習
3.学習状況の確認
 ・ヘルプ機能
 ・その他
 『ドリオス』には、高校で学習する数学T〜V、数学A〜Cの教科書基本レベルから大学入試レベルまでの重要問題が大問数で2000題近く登録され、しかも登録問題は、通常の問題集のような固定問題ではなく、数値の部分が乱数で変化するパターンとして登録されていますので、同じ問題を指定しても生徒毎(学習毎)に数値の異なった問題が出題されます。
 通常の問題集では分からない問題に出会ったときに解答を見てしまいがちですが、『ドリオス』では要求に応じて必要なヒント(階層型ヒント)や例題(解答付き)を表示できる一方、ヒントや例題を見ると減点されますので、見られるけど見れないという状況を作り上げ、じっくり考える習慣を身に付けることができます。
 生徒が入力する答えは数値だけでなく数式も扱うことができ、高度な数式解析機能で正誤判定されます。したがって、入力した答えが見かけ上一致していなくても、実際は同じものと考えられる場合は正解扱いになります。
 さらに、教師用システムでは、学習内容や学習条件の設定だけでなく、個々の生徒に出題した具体的な問題、生徒が入力した答え、生徒からの質問、さらには学習状況をリアルタイムで表示する機能がありますので、個々の生徒の進捗状況や弱点分野などを分析することができます。
 校舎外(リモート学習、自宅学習)から『ドリオス』を使用することもできます。
 このように『ドリオス』は未来志向の高校の数学問題集となっています。
▼学習画面


1.学習内容の設定

 学習するための準備を行います。

(1)グループ名の登録
 学習グループ名を登録します。
 通常、グループ名はクラス名(または選択クラス名)になります。


(2)問題の選択
 学習させたい問題を選択します。
 『ドリオス』には、高校において確実に定着させたい内容の教科書基本問題から大学入試問題までの重要問題が大問数で2000題近く登録されています。高校で学習するほとんどの単元がパターン登録されています。

 章名、節名の順でクリックすると、右上のウィンドウに選んだ問題の出題例(実際の学習で生徒に出題される問題の数値はその都度変わります。)が表示されますので、この問題でよければ節名をダブルクリックします。選んだ問題番号は右下のウィンドウに追加されます。この作業を繰り返し、必要な問題を選択します。
 学習する問題の難易度は、学習意欲に直接関係してきますので、最初は易しい問題、途中は難易織り交ぜて、最後の方は難しい問題にするとか、学習範囲を基本と標準レベルの2段階に分けて2巡するとか、学習範囲を基本、標準、発展の3レベルに分けて登録し、生徒自身に選択させるなど工夫すると良いでしょう。

(3)生徒データの入力
 学習者のデータを入力します。
 〔生徒番号〕、〔生徒名〕には、エクセルデータを貼り付けできます。
 〔問題番号〕には、先ほど選んだ問題番号をコピーします。生徒毎に別な問題を指定することもできます。学習する問題を指定しておくと、『ドリオス』が自動で問題を出題します。学習する問題を指定しない場合は、生徒自身が[講座の選択]または[問題の選択]から問題を選ぶことができます。
 残りの項目は、通常入力不要です。(ドリオスが生徒の学習状況に応じて自動で書き換えます。)

《注》個人ライセンスでは、NO.1 のグループの NO.1 の生徒のみが有効になります。

(4)学習条件の設定
 学習条件を設定します。

 1回目の正答率が合格正答率に達しない場合、または合格解答回数以内で正解できなかった場合は、解答が解答回数に達した時点で再度同一セクションの問題が出題されます。
 生徒の要求に応じてヒント、例題、解答を表示させる回数を設定できます。
 答えが不正解のときに、再度その問を解くか、次の問に移るかを設定できます。
 学習開始時または学習終了時に学習者に向けてメッセージを表示させることもできます。
 この学習条件の緩急によって生徒の学習意欲が左右されますので、学習内容が易しい場合は厳しめに、難しい場合は緩めに設定すると良いでしょう。

2.実際の学習

(1)生徒が個々のパソコンから『ドリオス』を実行します。
(2)グループ名を選択し、ドリオスID(生徒番号)を入力します。
(3)学習を開始します。

 解き終わったら、入力例に倣って答えを入力します。
 1題終了ごとにヒントと解答が表示されますので、自分の解答が正しいかどうかを確認できます。

■数値の異なる問題を出題
 『ドリオス』に登録されている問題は、数値の定まった固定化された問題としてではなく、数値の部分が乱数で変化するパターンとして登録されていますので、同じ問題を指定しても生徒毎に数値の異なった問題を学習させることができます。隣りの友達の答えを見ても自分の問題は自分で解かないといけませんので、じっくり考える習慣が身に付き、生徒同士で教え合うようになります。
 また、学習の度に数値が異なる問題が出題されますので、解き方が定着するまで何度でも繰り返し学習することもできます。

■階層型ヒント
 全セクションにヒントが付いています。問題は乱数で作成されますが、ヒントもその数値に合わせて表示されます。
 ヒントは階層型なっていて、必要なヒントだけを見られるようになっています。第1階層(最初に表示されるヒント)では大まかな解答の流れが表示され、ここで青のアンダーラインのある文字部分をダブルクリックすると次のヒント(第2階層)が表示され、さらに第2階層で青のアンダーラインのある文字部分をダブルクリックすると次の第3階層のヒント、…が表示されます。
 例えば、

この画面で「AABに垂直な直線の傾きを求める。」をダブルクリックすると、第2階層ヒントを見ることができ、

さらに第2階層の「・直線ABの傾きを求める。」をダブルクリックすると、第3階層ヒントを見ることができます。


■詳しい解答付き
 全セクションに解答が付いています。問題は乱数で作成されますが、解答もその数値に合わせて表示されます。


■例題の表示
 問題はパターンで保存されていますので、例題を表示させることもできます。


■答えの数式解析
 生徒が入力した答え(数式)は高度な数式解析機能で正誤判定されますので、『ドリオス』が用意した答えと生徒の入力した答えが見かけ上一致していなくても、実際は同じものと考えられる場合は、自動的に正誤判定されます。
用意した答え正解例
2+R32+R3
R3+2
(x-2)(x+yz)(x-2)(x+yz)
(x+yz)(x-2)
(yz+x)(-2+x)
1/2x-31/2x-3
x/2-3
-3+x/2
 例えば、直線の方程式を入力する問題で正解が y=5/7x+3/7 のときに、生徒が次のように入力しても正しく判定されます。


■得点表示
 答えの正解・不正解やヒントを見た回数などに応じて得点が表示されますので、生徒の学習意欲を維持させることができます。


3.学習状況の確認

 学習中または学習終了後に学習状況や学習履歴およびレポートを見ることができます。

■学習状況をリアルタイムで表示
 教師用システムでは、学習状況をリアルタイムで表示する機能があります。


■学習履歴の保存
 生徒に出題した問題と答えおよび生徒が入力した答えは、自動的に保存されますので、生徒がどのような間違いをしているのかや弱点分野などを確認することができます。


■生徒からの質問
 生徒からの質問を受け付ける機能があります。
 生徒が学習中に右クリックで送信した部分、および[ヘルプ]−[質問]から送信した内容が表示されます。


ヘルプ機能

 使用方法や活用方法について、詳細なヘルプがあります。
 ほとんどの画面において、F1キーを押すとその画面の使用方法を表示できます。
 知りたい情報がどこに記載されているのか分からない場合は、[検索(S)]で任意のワードが含まれる項目を検索できます。


その他

■環境設定
 数式を表示する領域の大きさ、上下左右の余白、表示する文字サイズなどを設定できます。

■適用制限
〇個人ライセンス
 ご家庭用内の学習者1人用です。

〇学校ライセンス
 ネットワーク環境での一斉利用を想定しています。
 同時に利用できる人数は、100人×60グループです。
 同時に複数のグループが学習できますが、パソコン1台に付き生徒1人となります。
 データはすべて共有サーバーに保存されますので、学習の度に別なパソコンを使用してもかまいません。